はじめに
学校図書館は、教育課程の展開と児童生徒の健全な教養の育成を目的に設けられた学校設備です。
学校図書館法では、「学校教育に必要な本や映像・音声資料などを集め、整理・保存し、児童生徒と教員が利用できるようにすることで、学びを支える場所」1 と明記されています。
つまり、学校図書館は、読書・学習・探究活動の拠点なのです。

学校図書館の機能
学校図書館には、3つのセンターとしての機能2 があります。
読書センター
- 子どもの創造力を育み、学習への興味・関心を呼び起こし、豊かな心を育てる場。
- 学校教育の一環として、すべての子どもに「本を選んで読む経験」と「読書に親しむきっかけ」を与える。
- 自由に好きな本を選び、静かに読む環境を提供する。
- 多様な本を紹介し、読書の楽しさや魅力を伝える。
学習センター
- 児童生徒の自発的・主体的な学習活動を支援する。
- 授業や教科活動で図書館資料を活用することで、教育課程の充実に貢献する。
- 教室で学んだ内容を深めるための資料を収集する。
- 教育課程の展開に寄与する。
情報センター
- 情報の探し方・資料の使い方を学ぶ場。
- 利用指導を通じ、情報の収集・選択・活用能力を育成する場。
- 学習に必要な資料や、生徒が制作した成果物を蓄積し、活用できるように整備する。
- インターネットや視聴覚資料も含め、多様な情報資源を提供する。
- 教育課程の展開に寄与する。

いと
全国学校図書館協議会「学校図書館の機能とは?」がとってもわかりやすいので、そちらもぜひご覧ください。
おわりに
学校図書館の機能について、理解いただけましたか?
学校教育の一助となる図書館運営をするために、参考にしていただけたら幸いです!