はじめに
「ちゃんと読まなきゃ」と思うと、つい緊張してしまう読み聞かせ。
でも大切なのは、上手に読むことより“親子で本を楽しむこと”です。
ここでは、これから新しい家族を迎えるご家族でも、安心して読み聞かせできるコツをご紹介します。
1. 本の選び方
- 年齢にあわせた本を選ぶ
0〜2歳は短い言葉やリズムのある絵本。3〜6歳は繰り返しやストーリー性のある絵本がおすすめです。
- 好きな本を選ぶ
大人が楽しんで読めると、自然と気持ちが伝わります。お家の人が好きな本、お子さんが何気なく選んできた本…本を選ぶことも楽しさの1つにしちゃいましょう。
- 絵が大きくて、カラフルな本
刺激がたくさんある本は、小さい子も集中しやすいです。
2. 読み方のポイント
- ゆっくり、はっきり読む
お子さんにも「わかりやすく」伝わるように読みましょう。
- 声に変化をつける
キャラクターごとに声色やスピードを変えると、世界観が伝わりやすくなります。
- 目を合わせる
本ばかり見ずに、ときどき子どもの顔を見てあげると安心感が増します。
3. 雰囲気づくり
- 読む時間を習慣化する
寝る前やおやつの後など、毎日同じ時間に読むと「読み聞かせ=安心の時間」に。
- テレビやスマホはオフ
静かな環境で読むと集中しやすく、子どもも本の世界に入りやすいです。
- 本は手に取りやすい・目につきやすい場所に置く
本棚に本を置くだけでなく、関連するものの近くにそのテーマの本を置いたり、いつでも手を伸ばせる場所に本を置いたりすることで、興味・関心が刺激されます。
4. 子どもの反応を大事に
・ページを一緒にめくる
小さい子の中には、本を破ってしまうことも多くあります。破ることも、お子さんの成長過程や本への興味・関心の高まりにきちんと繋がっていきます。
・質問には、読み聞かせ後に考える
読み聞かせでは、本の世界を楽しむことが一番大切です。読み聞かせ中には、大人から質問をしたりオーバーな表現やアドリブはご法度。
もし、お子さんから質問されたときには、指差しで伝えたり一度読み聞かせを終えてお子さんとのお話を楽しむ時間に変えたりしてみましょう。
・読み終わったら、感想を伝え合う
「どのページが好き?」「○○がかわいかったね」など、本の内容を伝え合う時間を取ってみましょう。上手く伝えられなくても大丈夫。本を使って、コミュニケーションを取ることが大切です。
・読み聞かせを聞いてくれてない?でも大丈夫!
読み聞かせをしていても聞いてくれていないことや、読み終わっても分かりやすく面白がることがないこともあります。
でも大丈夫。耳で聞いている子・じっくり心で考えている子、様々な子がいます。
お子さんの反応に合わせて、もう少し読んでみる・今日はもう読み聞かせはやめておく、など工夫してみてください。
👉 読み聞かせはコミュニケーション。取り入れられそうなものから、取り入れてみましょう。
まとめ
- 読み聞かせは「上手に読むこと」より「一緒に楽しむこと」が大切。
- 読み聞かせは、コミュニケーションの1つ!
- 子どもの反応を大切にして、一緒に読み聞かせの時間を楽しみましょう。

楽しい読み聞かせの時間を過ごしてくださいね!