⒈教科書掲載本とは?
「教科書掲載本」とは、国語などの教科書で紹介されている図書や、教材として一部または全文が掲載されている作品を指します。
学習の補助や読書推進のために選定された本は、授業での学びと読書体験をつなぐ大切な存在です。
⒉教科書掲載本を知る方法
⒈教科書から確認する
- 単元末の「おすすめの本」コーナー
- 教材文の全文・抜粋掲載
- 読書活動への誘導欄
⒉教科書出版社の資料を利用
各教科書会社は、掲載本の一覧(書名・著者・出版社など)をPDFやエクセル形式で公開しています。
Web検索で
👉「(出版社名) 教科書 掲載本」
と入力すれば資料にたどり着けます。
⒊配布されるカタログから確認
「国語の教科書に出てくる本」など、出版社や書店経由で学校に配布されるカタログも有効です。
⒊優先順位をつけるには?
学校教育では「年間指導計画」に基づいて授業が進みます。
その中で、図書館を活用する単元を事前に把握しておくと、購入・整備の優先度が明確になります。
- 1学期に「走れメロス」を扱う → 太宰治の作品を先に整備
- 夏休み前に「戦争・平和」を学ぶ → 関連作品を特集コーナーに
⒋まとめ
学校図書館には3つの役割があります。 ←詳しくはこちらの記事をどうぞ!
「学習センター」としての役割を果たすためにも、最低限、国語の教科書に掲載されている本は揃えておきたいところです。
・「教科書で出会った本をもう一度読んでみたい」という気持ちを後押し
・もう一度読んだり、改めて考えたりすることで、学びを深める
そんなきっかけを提供することができます。
教科書掲載本を、授業と図書館・子どもたちの読書体験をつなぐ架け橋として大切にしていきたいですね。

いと
学校図書館が「授業と読書を結ぶ場」として機能するために…
まずは教科書掲載本からそろえてみませんか?